【FabAcademy/BioAcademy】卒業式と卒業生によるFinal Projectを紹介!

2016年8月12日、中国深センで行われたFAB12の最終日、FabAcademy2016、及びBioAcademy2016の卒業式が、深センのシェラトンホテルで盛大に開催されました!

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【FabAcademy卒業式】

Fab Academyは、世界各地のファブラボをビデオ会議システムでつないで行われる、(ほぼ)あらゆるものをつくる方法を学ぶオンライン講座です。6ヶ月間に渡るカリキュラムの中で、各種工作機械や電子回路、プログラミングなど、様々な課題をこなし、その集大成としてFinal Projectを完成させます。

今回、FabAcademy2016には、世界中の67ラボから269名が参加し、最終的には約半分の142名が卒業しました。日本人としてはファブラボ仙台から1名中1名、ファブラボ鎌倉から3名中2名、ファブラボ浜松から1名中1名、ファブラボ九州大学βから8名中5名、FabLab Amsterdamから1名中1名が無事卒業することができました。日本人としては計14名中10名が無事卒業しましたが、これらの結果から、授業の過酷さが伺えると思います。

FabAcadmyの卒業式は、ファブラボの世界会議の中でも最も盛り上がる一大イベントです!卒業生にとってはもちろん、各国のラボの責任者、半年に渡り共に歩んだインストラクターにとっても興奮する瞬間です。

それでは、卒業した10名の勇姿をご覧ください!

Hideaki Monmaさん(ファブラボ鎌倉)

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Final Projectにドローンを作成したMonmaさん。ドローンのコントロールに作成したオリジナルボード、これはいいですね!プロジェクトページで公開されているこのソースを利用して、今後作成する人が出てくると面白いです。

Nakazawa Mikiさん(ファブラボ九州大学β)

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ファブラボ太宰府のマスターである中澤さん。Final Projectではしゃべる時計「Voice Clock」を制作しました。各週の課題も安定してこなしていたのはさすがでした。

Kondo Satoshiさん(ファブラボ鎌倉)

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Final Projectはネットワークにつながった電光掲示板を作成。それ以外の課題も非常に意欲的に取り組まれていたのが印象的でした。FAB12の会場でも、中国語と英語を駆使して積極的にコミュニケーションをとっていらっしゃいました。

Irie Shinnosukeさん(ファブラボ九州大学β)

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Final Projectのタイトルは「Kanpaku Party」。日本らしい戦国時代の兜をモチーフに、ド派手な演出をする兜を作りました。他の受講生がなかなか使わないコンポジット(複合材料を使った成形技法)を取り入れた点が非常に興味深いです。

Onodera Shihoさん(ファブラボ仙台)

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ファブラボ仙台のマスターを務める小野寺さん。自身の興味のある伝統工芸の分野で、紙漉きに関わるプロジェクトをFinal Projectにしました。Final Projectだけでなく、各週の課題では日本人女性らしい取り組みに世界から注目されていました。

Iijima Shoさん(ファブラボ九州大学β)

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Final Projectは「Maker’s Speaker Box」。楽器、音楽に興味の深い飯島さんは、無指向性のスピーカーに挑戦しました。実際に作ったものを深センに持ってきており、壇上でそれを観たNeil教授からも嬉しそうな笑みがこぼれました。モノのプレゼン力って大きいですね!

Oki Yujiさん(ファブラボ九州大学β)

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Final Projectは「Pocket ABS」。液体中のバクテリアの濃度を計測するバイオ関連の機材を作りました。今回のFAB12ではBioLabにも焦点が当てられており、非常に注目のプロジェクトでした。

Kato Masakazuさん(ファブラボ浜松)

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円形の編機をFinal Projectに制作した加藤さん。卒業式には袴姿で登壇!制作した編機を持ってくるなど、FAB12の機会を生かして多くの参加者と交流しておりました。

Shunichi Mizugakiさん (ファブラボアムステルダム)

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水垣さんはオランダのアムステルダムからFabAcademyに参加して無事卒業されました。Final Projectで製作したItem Watchmanは、モノが盗まれたり、置き忘れた時にスマートフォン側でアラームが鳴るIoTデバイスで、ビジネスまで考えた意欲的な取り組みです。

以上、卒業された10名のみなさま、半年間に渡る受講期間本当にお疲れ様でした。そして引き続き継続する方も、11月の再評価で無事卒業できるよう頑張ってください!

実施するラボにとっても、受講生をホストすることは非常に負荷が高かったと思います。関係者の方々、本当にお疲れ様でした。

続いて、BioAcademy卒業式

今年はFabAcademyに加えて、今年から始まったBioAcademyの卒業式も行われました。

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ファブラボはもともと、デジタル世界のビットと、フィジカル世界のアトムを繋げようという根本的な発想から始まりました。コンピュータで設計し、ファブ機材で出力すると言うのがその一つの答えでしたが、近年急速に発達している「合成生物学」と言う分野は、ビットとアトムを結びつけるもう一つのアプローチとしてファブラボ、メディアラボで注目されている分野です。これを受けて、この合成生物学を中心にバイオ分野へのアプローチを実践できる「バイオラボ」を設置していくことを目的に、BioAcademyが開講されました。

その記念すべき第0回目の授業は、FabAcademyと同じ約6ヶ月間(2015年8月〜2016年2月)で開講され、今年は17名の生徒が卒業しました。日本国内から受講し卒業したのは17名中4名で、山口情報芸術センター(YCAM)から2名、ファブラボ浜松テイクスペースから2名です。内容は非常に専門的であることに合わせて、「バイオ」という「生命」を扱う非常に繊細な分野であることから、日本では大阪大学濱田研究室のバックアップを得ながら、課題の実験を毎週無事実施することができました。

挑戦者求む!

会社や学校では教えてくれないこと、既存のカリキュラムでは学ぶ機会のないことを、最寄りのファブラボで受講してみませんか!?次回のFabAcademyは2017年1月講義開始です(2016年11月頃募集開始予定)。挑戦してみたいという方は、ぜひお近くのファブラボ、または下記までご連絡ください!

問い合わせ先:

Fab Academy Committee Japan (担当:竹村)