Archives: 2011/04の記事一覧(11件)

4月30日―オープン前ですが、GW期間限定 : Fab Workshop

全国でも有数の観光名所である鎌倉は、GW期間中たくさんの来場者があるといろいろな人から言われていました。普段から間違えて蔵に迷い込んでくる人がいるので、一体どういうことになるのだろう? むしろ、もっとたくさんの人が迷い込んでくるのならば、「何かできないか?」という安易で突発的な案が浮上しました。何でもやってみないとわからないので、トライアルということでGW期間限定で簡易的なワークショップをすることに。あくまでも、鎌倉の状況を反映した実験的な試みなので、公式のオープニングとは別の取組みです。これまでFabLabJapanが参加しているMake やTokyo Designer’s Week などとは違い、来る方々は全く別の目的で鎌倉を散策しています。「FabLab」や「つくりかたの未来」について理解してもらうには、なかなか難しいセッティングです。だからこそあえてやってみようという試みでもあります。私も含めインターンの学生も来場者に説明を何度も繰り返す中で、実社会でFabLabを開くということはどういう意味を持っているかを、たくさんの対話の中で考えてみるいい機会だと思っています。「パーソナルファブリケーション」や「3Dプリンタ」という共通言語を持たない方々に対して、特別な言葉を使わなくてもきちんと伝えるためのいいトレーニングなのかもしれません。(youka)   日程は、こちら(日時の変更がありますのでご注意を)

4月28日―10+1 特集:FabLab 掲載のお知らせ

4月中旬にここ鎌倉で収録が行なわれたことをお知らせしていましたが、本日「10+1 website」5月号にてFabLabについての特集がリリースされました。内容は、〈(ほぼ)なんでもつくる〉技術であり、方法であり、場所であり、これからの社会についてです。田中先生、久保田先生が10年来の取り組みについても順を追って知ることができ、より深い部分での理解が得られると思います。ご一読いただければ幸いです。 〈ものづくり2.0〉前史 ──有限設計ワークショップからFabLab Japanまでの15年   ソーシャル・ファブリケーションに向かって ──テン年代のクリエイティヴィティ  

4月27日―Fab Goods @ Kamakura

  FabLabJapanメンバーの山本さんが、蔵をモチーフにFabLab鎌倉の素敵なロゴを作成してくれました!このロゴを見た瞬間、「これは、立体カードにできる!」とインスピレーションの赴くままに、思考錯誤しながらカードを作成してみました。自分で言うのも何ですが、なかなかいい感じかと。2次元の情報を物質化するだけで、本当にワクワクします。FAB =「つくる」ことがリレーすることにより、デザインで対話をしているような心持ちになるから不思議です。「つくる」ことで得られる言語とは違ったコミュニケーションの可能性は、これからもっと身近になり広がっていくのだと思います。そして、Fab Goodsもいろいろな人を介して増えていくと楽しいですね。もちろん、蔵カードのデータはオープンソースにしますよぅ。   「つくる」ことでつながっていくのであれば、「Do It With Others」ではなく「Do It Ourselves」なのではないか?   FabLabJapanでWEBを担当されている巾嶋さんの指摘に、あらためて納得するのでした。 これからは、まさにDo It Ourselvesですね。   (youka)  

4月26日―デジタルミシン

デジタルミシンが届いたため、さっそく動かしてみました。直線縫いも、かがり縫いも、ボタンホールも、刺繍もこれ1台でできてしまうのですごく便利です。頼りきってしまいそうです。もともとミシンにデータとして入っている刺繍の種類も豊富で、なにかと遊べそうです。布の上で犬の散歩の絵とか刺繍できそうです。     今日は作ってきたエプロンの試作に 「FABLAB KAMAKURA 」 の刺繍をしてみました。何針縫ったかも表示されていたのには驚きました。ちなみにFABLABは1800針くらいでした。   コンピューターミシンが縫っている間は待つことしかできないので、自分の動体視力と集中力のテストとして一度くらい自力で何針縫われたかを数えてみたいと思います。 本当はちゃんとしたロゴを使ってやってみたかったのですが…データをミシンにいれる手段がなかったため、ゴシック体を使わせていただきました。 まだミシンとお友達になれていないため文字の調節など思い通りにいきませんでしたが、もっと触れ合って楽しく刺繍していけたらと思います。文字の刺繍が終わり、まだ少し物足りなさを感じたのでFABLABのロゴをデジタルミシンの中でも直線縫いなどのアナログチックな方法を使って刺繍している途中で今日の作業は終わりました。次回、続きをやろうと思います。   刺繍をする際に邪魔になりそうだったので首周りのひもをとってしまったため田中先生にエプロンを手でもっていただき、写真を撮らせていただきました。こうみると文字が小さいですね。。。田中先生の Fab Turtle と同じ発想ですが、今のミシンだと刺繍できる大きさに限界があるのでどんな大きさの刺繍もできるマシンがあってもいいのかなーと思いました。あと、小学生的な発想ですが…縫った針数が増えるごとに新たな刺繍データを使えるようになる、みたいなマシンあってもいいのかな?(需要はなさそうですが…)と思いました。   ex) 10000針縫ったー○○(ミシンの名前)は星型模様が自動で縫えるようになった! 蔵での作業はなんだか感覚が洗練される感じがしました。   (ken)  

今週のつぶやき on Twitter 2011-04-24

かなり実践的で興味深いプロジェクトですね! http://t.co/AYdc9tB RT @koch_i これは #fablab と同じ流れなんだろうなあ http://t.co/9uICgmv #

4月24日ー電子工作機器類セットアップ/ Fabduino

はんだごて、はんだ、ルーペ、ニッパー、グル―ガンといった基本的な工具類が導入されました。ファブラボで、 ・”Eagle”で回路を自らデザイン ・”Modella”で切削 ・その上に部品をマウントすれば小型回路がつくれます。       上記は「Fabduino」。FabLabの機材だけで自作できるArduinoです。販売されているArduinoよりも遥かに小型にできるので、マウスや電球のなかに組み込むことも可能ですし、価格も圧倒的に安くつくれます。 http://fab.cba.mit.edu/classes/MIT/863.10/people/ella.peinovich/Assignments/Week_10/10_output%20devices_page.html       そんな状況の中、なんともタイミングの良いことに、本日ファブラボ鎌倉に「FabLabオリジナル・ハイブリッドアンプ」制作のプロジェクトが持ち込まれました。また詳細まとまり次第、続報を公開したいと思います。 「ファブ・ランプ」(Fab Lamp)と「ファブ・アンプ」(Fab Amp)が、動き出します。(tanaka)

4月23日 スタートアップ・インターンMTG

今日は、鎌倉でスタートアップ・インターンミーティング。正式なインターンとは違い、FabLabKamakura機材の準備と各自の研究の足がかりとして参加を募ったので、今回のインターンはSFC田中浩也研究室のメンバーを中心に構成しています。FabLabJapanからは、多摩美で副手をされている山本さんや、エンジニアの梅澤さんと一緒に作業を進めています。蔵で作業をしていると、本当に人がたくさん迷い込んでくるという面白い状況があります。毎年、GWの時期の鎌倉は人でごったがえすそうです。江の電に乗るのに40分以上も待つというのですから、ディズニーランド並みの混雑ですね。そこで迷い込んでくる方々を見込んで、オープン前のGWの期間に何かプレイベント的なことをやってみようという企画が上がりました。まずは、企画を蔵のオーナーである田中さん(ちなみに、田中先生じゃないです)に相談するため打合せに来て頂きました。 この酒蔵のことをインターンの方々に知ってもらうことも重要だったので、オーナーの田中さんに移築へのいきさつや熱い想い、苦労話、先達の知恵を丁寧に説明して頂きました。実際に蔵の中で話を聞くということが、とても大切なんですね。今の若い人たちの感覚だからこそ、こういう価値のある建物で活動することの意味を潜在的にわかっている、そんな気がしています。本物は、言葉を並べなくとも五感に響いてくるとでも言えばいいでしょうか。 興味深い話がたくさんあったのですが、中でも耐震に対する先達の知恵にとても大切な教えがあるように思えてまりません。現在の建築基準法では、建物を地面と結合させていかに「揺れない」ということが重要視されています。しかし、この120年前の構造は、全く逆の発想で構築されています。構造体となる部材と部材の接合部分には、いわゆる揺れを許す「あそび」に楔(くさび)が打ち込まれ、地震の揺れに対して身を委ねるような仕組みになっています。伝統的な日本建築でよく使われている手法です。実際に、蔵では随所に打ち込まれている楔(くさび)を見ることができます。「揺れに対して壁はもろく崩れても、構造体がしっかりとしていれば、壁などいくらでも作り直すことができる」という発想です。昔の酒蔵は、基礎となる部分に建築物が置いてある状態なので、地盤の揺れを直接受けずに家がズレることで倒壊を免れる方法を使用していました。元にもどす方法は、横方向に移動する曳家(ひきや)という手法です。しかし、こうした構造は今の建築基準法では許可が下りず、再建するために泣く泣く基礎と建物を接合したそうです。この状況は、進歩なのか退化なのか考えてしまいますね。 蔵の構造をお聞きしていて、柔道の世界で使われている「柔よく剛を制す」という言葉が思い浮かびました。かつての日本文化は西洋と違い、自然と戦うのではなく自然といかに調和するかという精神が主流でした。みんなで口を揃えてこの蔵に入ると「どこか懐かしい感じがする」という気持ちを抱くのも、私たちがいつの間にか置き忘れてしまった感覚を、この酒蔵が教えてくれるからなのかもしれません。   まだまだお伝えしたい事をたくさんお話して頂きました。オーナーの田中さんのメッセージを記載しました。→ PLACE 来訪の際に、続きをお話したいと思います。そしてぜひ蔵の細部もご覧ください。(youka)

4月22日 ものづくりカフェ巡礼:筑波→秋葉原→高円寺

01:  FPGA-CAFE 第一の巡礼地は、茨城県つくば研究学園都市にあるFPGA-CAFE。つくば駅で田中先生、FabLabメンバーの梅澤さんと合流し、目的地へ。FPGAカフェは、2010年春から運用を始めており、作品をオープンソース(主にCreative Commonsや修正BSDライセンス等)にするという条件の下で各ツールを無償でご利用頂けますという理念のもとに活動をされています。地域コミュニティのハブになる点、オープンソースハードウェアの文化普及とビジネス展開の拠点とする点、ゲストとホストを「分けない」姿勢など、まさにFabLab精神を実践されている状況がありました。ここで整理をしなければいけないのが、何を持ってFabLabと言うのかということになりますね。急激に増えているFabLabコミュニティー内でも議論がされておりますが、細かい話をするとキリがないので「FabLabの精神」を最低限守るための下記のような大枠の条件(審議中)をご紹介します。 01: ファブラボ憲章のもとに活動し、印刷して掲示してあること 02: 週1回以上市民に公開されていること 03: FabLab標準機材(ペーパーカッター、ミリングマシン、レーザーカッター、Polycom)があること 04:データや知識、ノウハウをネットを用いて公開・共有(オープン化)すること 05: Fab Association(世界FabLab運営事務局)に登録を受け、他のFabLabと交流すること   この定義は現在、世界の代表者からなるFab Associationで議論しているものであり、まだ決定ではありません。東アジア代表として田中先生が準備委員会に参加されています。引き続き議論が続けられ、正式には今年の夏のFabLab会議(ペルー)で起草される見込みです。 さてこうした観点からもFPGA-CAFEは、FabLabに限りなく近い存在でした。これはもう連携するしかないですね、ということに。(ますます面白くなりそうです)さらにFPGA-CAFEのユニークなところは、ソフトウェアだけでなく内装もDIYとのこと。3年間かけて改修したというのですから、その根気や完成度には驚きです。カフェを併設するために運営されている相部さん(工学博士)自ら美味しいコーヒーを入れるためにスタバの講習会を受講したそうです。相部さんのお人柄もあり、ここに集まる、引き寄せられる?方々も自然とゆるやかなコミュニケーションの中で、居心地の良さとやりたいことをうまく両立させているようです。 右から、梅澤さん、田中先生、相部さん ============================================================================================================= 02 : はんだづけカフェ 左)金本さん 中央左)はんだの数々 中央右)SWITCH SCIENCE 事務所 右)機械に貼られた用途別のシール つづいて秋葉原へ。昨年「21世紀型オルタナティブ・アートスペース」として設立された3331施設内にあるはんだづけカフェ。こちらは、電子工作のための道具や場所をシェアすることができるオープン・スペースです。カフェといいつつ、お茶が用意されているわけではなりません。Arduinoの販売を主にされているSWITCH SCIENCEが運営しており、半分事務所で、半分はんだづけカフェとして開放している空間です。代表の金本さんにお話を伺いました。はんだづけカフェの発想は、海外で知ったツールシェアリングというアイデアに影響を受けたとのこと。みんなで工作できる共有の道具を増やしていくのがツールシェアリングですが、こちらのカフェでは集まった人がスキルや情報を「教え合う」という互助精神が自然発生しているという。すばらしいですね。プロでは当たり前の技や技術の世界が、一般人が使えるようになったときの変化は少しずつはじまっている。運営にしても、はじめから事業計画をガッチリと立てていたのではなく、「つくる」「まなぶ」「共有」というプロセスの中で築き上げてきたものだとおっしゃっていたのがとても印象的でした。「ゲスト」も「ホスト」もなく、「つくる」という文化の中で場、そして環境も自然とつくられていく。これからFabLab鎌倉を運営するということで頭でっかちになっている私にとって大きな学びの瞬間でもありました。こういういい意味で力が抜けた運営の仕方があるのですね。ようやく、このなんとも言えない心地よさの感覚がわかってきました。ものづくり施設の運営というのは、ずばりコミュニティーを育てるという感覚。「我々が商売をしている理由は文化をつくること」という金本さんの言葉に思わずペン先に力が入るのでした。 ============================================================================================================= 03 : ガジェットカフェ 左)吉弘さん、田中先生 中央)ガジェットクリエイター成長プロセス 左)サービスモデル 急ぎ足で秋葉原を後にして、高円寺にあるガジェットカフェへ。こちらもカフェではなく、ものづくりコミュニケーションスペースです。イベントや交流会を中心に運営されておりビジネルモデルもライブスタジオなどの運営モデルを参考にされているというのがなんとも高円寺っぽいですね。こうした発想の応用も学ぶものがあります。ガジェットカフェの公式ページにも掲載されている上記の図なのですが、ガジェットクリエイターと呼ばれるクリエイター紹介のところを一度クリックしてみてください。すると「現代に生きる数少ないJava原人」「小学3年生から電子工作を始めて早35年」「パパトロニクス」とどこでこの人材を発掘してきたのかしら?という方々ばかり。つまり教える事を専門にしている方々というより、むしろ教えたことはないけどつくることが大好きな人たちに積極的に講師の機会を与え、レベルアップの機会をつくり出している。なんといっても、Twitterを駆使してコミュニティー形成をしているのは驚きでした。メジャーではないとしても、コアなファンが必ずいるポイントを押さえることでイベントを成立させる技というのがあるのですね。代表をされている吉弘さんの心をくすぐる絶妙な心のアンテナの感度は、すごいものがあります。その後、高円寺界隈のローカルなお店でこれまた楽しいひと時を過ごさせて頂きました。   筑波、秋葉原、高円寺と巡った一日でしたが、あれよあれよと時間が過ぎてしまい、まだまだお話ししたかったのですがタイムアウト。実際に顔を突き合わせお話を聞くことで見えてくるものがたくさんあるのですね。都内のものづくり施設のネットワーク化によって一体どんなことが可能なのかも、今日してきた対話の中にヒントがある気がしています。とにかく、わからなくても実践しながら考えていけばいい。そうしたことを教えてもらったようです。(youka)

4月21日―東京工業大学附属科学技術高等学校

ものづくり施設のネットワーク化に向けて少しずつ動きだしています。田中先生と一緒に、東京工業大学附属科学技術高等学校に行ってきました。こちらで教鞭を取っていらっしゃる門田先生に校内を案内してもらう。工作室に入ると、整然と並ぶさまざなな工作機械、天井も高く広々とした空間、整理整頓された独特の緊張感に思わず背筋もピンとなる。こうした緊張感がないと怪我をしますから大切です。こちらの学校では、ロボットなどの機械システム、コンピューターサイエンス、建築といった立体造形などのコースがあり、カリキュラムの中に、設計、機械製図はもちろん、自分たちでパーツをつくり出す技術演習も授業に組み込まれているという。工作室でたまたま作業をしていた3年生のIくんに「何を作っているのですか?」と質問したところ、 「自動車のタイヤの衝撃を吸収するサスペンションです」 という答えが返ってきた。目の前にいるのが「高校生」だとはとても思えない衝撃が走る。Iくんが簡単そうにしている作業も、「これがまた、難しいんですよ」と門田先生のコメントが入る。ここにいる高校生は、自分たちでつくりながら考えるということを身体で実感している。自動車やロボットを平気で作ってしまうのです。さりげなく廊下に貼ってある研究もとても興味深いものばかり。MITで修行してきた田中先生も、彼らのものづくりレベルに感動していました。美大や理工学系の大学とは、ひと味もふた味も違う「ものづくり」に対する技術や意識に触れる事ができました。ここまで能力のある高校生を前にして、思う事、感じる事多々あり。クリエイター、美大生、大学生にとっても、こうした世界を知るだけでもおおきな刺激になるハズです。お互いの領域を尊重しながらゆるやかに入り交じり、これまでとは違ったネットワークから生み出される新たなものづくり環境をつくれたら、本当に何かが変わってくると思っています。(youka)   「ファブラボ・ベータ」とは、学校内に設立された准ファブラボや、ファブラボの活動を支援する研究室に対する呼称です。2010年から活動していた多摩美術大学ハッカースペース(久保田晃弘・三上晴子研究室)、慶應義塾大学田中浩也研究室に加え、東京工業大学附属科学技術高等学校・門田ロボテクが3か所目の「ファブラボ・ベータ」になりました。 (私見ですが)多摩美がアートやハック、慶應がソーシャルやアルゴリズムに関心をもつ学生が集まってくるのに対して、門田ロボテクはハードなエンジニアリングです。油を射し、旋盤を回し、表面を磨くという作業。しかし、MITに一番近いのはこうした泥臭い体育会の匂いで、ロボットから自動車までつくることだったりします。やっぱり大きくてカタイものを作らないと。「剛」ですね。 ファブラボそしてファブラボベータは、お互いにお互いを行き来できるような関係を目指しています。「つくる(FAB)」という1点において協働し、アーティスト、デザイナ、エンジニア、ソーシャル系それぞれが、それぞれのスキルと感性を共に学び合えるのがFabLabのいいところです(tanaka)。

4月20日―3Dプリント

ファブラボ鎌倉には順々に機材が届き始め、セットアップが始まっています。左からペーパーカッター(クラフトロボ)、3Dスキャナ(David)、3Dプリンタ(UP!)、小型ミリングマシン(Modella)。中には日本語マニュアルが無いものもあるので英語との格闘になりますが、学生インターンの面々は頑張ってくれています。 3次元プリンタ「UP!」」のガイダンスでは、「一番最初に、もしも壊れた時のために、UP!それ自体の予備パーツを最初に3Dプリントしておきましょう」と書かれています。自分で自分の部品をつくり修復する。「自己修復マシン」です。さらに面白いのは、この予備パーツが改良されたものがウェブにアップされていることです。UP!をセットアップする作業は、ウェブ上から「現在最新のパーツデータ」をダウンロードして3Dプリンタし、UP!自身にそれを装着・交換(ほとんどの場合、商品として届く部品は既に古いバージョンになっています)することで、機械自体をバージョンアップすることから始まるのです。「自己成長マシン」でしょうか? 写真右は最新のパーツデータを3Dプリントしたものです。そして左と真ん中。これは設定を間違えて3Dプリントしてしまった「失敗作」なんですが、蜘蛛の糸か唐草模様のようなパターンを描いているようにも見えます。これを意図的にコントロールできれば、「新しい使い方(技)」を発見したともいえるのです。   そもそもファブラボが3次元プリント外注サービスと異なるのは、自分で機材の使い方を試行錯誤し、ときには失敗することを通じて、「機材の新しい使い方」や「未知なる可能性」それ自体を探り当てていけることです。「間違った(と普通は思われる)」使い方から、意外な全く新しい可能性が拓かれることを推奨していきたいと思います。(tanaka)   左)3Dスキャンして、はじめてUPで出力したもの。なんだか不思議な気分です。 中央)イチゴの鍋掴みを蔵に持ってきました。つぶつぶの所と編み目が気に入っています。しかし、鍋がないことが発覚… えーと、香港帰りの田中先生から、ライチのお菓子をいただきました。 右)学生インターンの升森さんと金崎さん 夜遅くまで頑張っています。心強いです。今度からは、蔵でご飯を食べれるようにしましょうね。腹がすいてはなんとやら  (youka)