【from Fujisawa】Local Creators Bazaar

こんにちは、FabLab Fujisawa / FabLab Shibuyaの井上です。

前回のレポート「ユーザーさんとアウトプットする」に続くようなかたちですが、10月に開催したFabLab Fujisawaの今年一番のビッグイベント「Local Creators Bazaar」のレポートをお届けします。

「Local Creators Bazaar」は、湘南・藤沢エリアを中心に活動しているクリエイターの作品を集めた、1ヶ月間にわたる展示即売会です。湘南T-SITE 1号館2階 湘南ラウンジに隣接する“POP UP SPACE”を舞台に、ジャンルを問わずそれぞれのクリエイターが制作した作品を販売する期間限定イベントです。出展された方のうち、半数以上はFabLab Fujisawaのユーザーさんでもあり、「ユーザーさんの成果物をアウトプットまでご一緒する」をコンセプトにしてきたFabLab Fujisawaの活動の一つの集大成となりました。

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【Local Creators Bazaar出展者一覧】

<順不同>

 

成果物のアウトプットには様々な形がありますが、Local Creators Bazaarは「販売」という形で見る人に評価を問うイベントとして企画しました。当然、評価レスポンスの一つとして「購入」を意識したイベントになります。

藤沢に限らず、FabLabに集まる人はそれぞれ異なるバックグラウンドを持ち、作っているものも様々です。Local Creators Bazaarは必ずしも出展者がプロである(あるいは目指している)必要はなく、主催者としてそこを重視したわけでもありません。「販売」というアウトプットを通じてのみ得るものもあると考えたためです。そこには当然金銭も含まれてきますが、例えば「手に取ってもらいやすいレイアウトやパッケージ」「商品のわかりやすさ」「原価と売価」「商品ジャンルと相場」など、考えるべきことがたくさんあります。これらは販売以外のアウトプットでは必ずしも考慮しないこともあります。

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「赤の他人を幸せにする」

FabLabのような活動に関わっていると、プロフェッショナルとアマチュアの境がわからなくなることがあります。時代の移り変わりとともに、「生業」という言葉では解像度が荒すぎて括り切れないような活動を目にします。金銭が関わらないオープンソースデータにプロフェッショナリズムを感じることもあれば、金銭の授受が発生しているサービスにアマチュアリズムを感じることもあります。イベントが終わった今にして思えば、Local Creators Bazaarを企画したのも「プロ・アマの境を探る」という個人的な意図もあったような気がします。

井上がFabLabという少し変わった活動に関わっておよそ5年になります。これまでの経験と今回のイベントを通じて、プロとアマの境を現時点で言い表すなら、「赤の他人を幸せにする」ということでしょうか。金銭の授受が発生するか否かに関わらず、自分や身内以上に他者を意識するという態度で臨むこと。狭義の言葉の意味や定義を超えて、そうした態度にプロフェッショナリズムが宿るのではないかと感じています。