こんにちは、ファブラボ山口の田吹です。
新年度を迎えて、オープンラボの日程を毎週金曜日・日曜日に改めてスタートいたしました。今回はゴールデンウィークにイベントの参加がありましたのでご紹介します。
5月5日・こどもの日に「第43回青空天国いこいの広場」にて「ゆかいなマイメンをつくろう!」ワークショップを出店しました。ファブラボ山口の不要な素材や、地域のみなさんにご提供いただいた素材を使って自分のお面「マイメン」を作るワークショップです。
「青空天国いこいの広場」は山口市で長年続いている子どもたちのためのイベントで、私たちは今回初出店させていただきました。市内外からおよそ3万人が訪れる大きなイベントだと聞いており、一同非常にびびっておりました…。同時に「うちには誰も来なかったらどうしよう…」という不安もありましたが、イベントがはじまってみると…人、人、人~!
おなじみ「荷車テーブル」の上で、みなさん思い思いにデコレーションをしておられます!
最初は基本のお面の形を手に取ったまま「どうしよう?」と考えあぐねていたお子さんも、周りの子どもたちのアイデアに触発されて、実際に手を動かしてみることで「もっとこうしたい!」という気持ちが高まっていったように感じます。
そして、今回のワークショップの大きなテーマが「素材とのふれあい」です。このことは工作ワークショップは世の中に数あれど「あらゆる素材を加工できる」ファブラボだからこそ提供できる楽しさだと思うのです。
ファブラボ山口からは3Dプリンタに使用するPLAやアクリルの端材、フェルト。そしてファブラボ太宰府からもアクリル、電子部品、ジャンク基盤などをたくさんご提供いただきました。地元の事業者さんからは鉋屑(かんなくず)ご近所の方からはおうちで大事に保管しておられた毛糸やリボンや端切れなど、ここでしか出会えない素材とのふれあいも楽しんでいただけたのではないかと思います。
もしこのワークショップを他のラボでやったら…どんな素材とふれあうことができるのかな?とわくわくしています。(子ども向けワークショップにいかがでしょうか!ぜひぜひ実施してみてください~!)
お面ができたら記念写真をパシャり!みなさん本当に想像力・創造力が豊かで、とても楽しいマイメンをたくさん見ることができました。
およそ300人(!)の方に参加していただき、貴重な学びの機会となりました。
この日は、北九州イノベーションギャラリー(KIGS)の教育普及スタッフ高橋さんにもスタッフとして参加していただきました。当日の運営だけではなく、準備からお手伝いいただいており、ワークショップで使用した素材ケースも高橋さんが作ってくださいました。とても心強かったです。設立から1年足らずですが、こうして他施設から研修に来ていただけることは本当にありがたく思います。
一方、山口市近辺ではまだまだ知る人ぞ知る施設という雰囲気です。今回のようなワークショップ出店や、オープンラボでの活動を通して、デジタル・アナログの枠に捉われず「自分で考えて・つくる」ことの楽しさを実感できる場所にしていきたいと思います。