『Fab Lab Shiwa/OGAL-LAB』は、町から委託されたITサポートコーナーと併設しており、約4年余りが経過しました。少しずつ、ファブラボの認知度も上がってきてはいるものの、ITサポート利用者は月に15名ほどなのに対し、ファブラボ利用者は8名程度となっております。昨年、岩手県が推進して立ち上げたファブ施設である、『ファブテラスいわて』が電車で20分足らずの盛岡駅近くにオープンしたこともあり、そちらをメインに利用するようになった方々もいらっしゃいますが、双方で情報交換や情報共有、イベントの開催も行っています。
昨年に引き続き、ファブテラスいわてが主催した県内4か所で行う『ファブホリデイ』というデジタル工作機器を使った工作を無料体験できるイベントでは、ファブラボ紫波としてブース参加しました。今年度は、ファブラボ鳥取の方から設計図を譲り受けた『輪ゴムレーザーガン』を作成し、多くの親子連れで賑わいました。
もっとデジタルものづくりを身近に感じてもらいたい!
デジタルものづくりの楽しさを広めたい思いから、まずはスタッフが色々制作に励み、施設の入り口に展示しております。まず初めに作ってみたのは、3Dパズルです。
そして最近完成したのが、歯車を利用したドローイングマシンと、手回しオルゴールを思わせるような、木のおもちゃです。これらはYouTubeを見て、構造を考えながら作成してみました。
感心して眺めていく方は大勢いらっしゃるのですが、なかなか自分で作ってみたいという方は少なく、既に技術を持っている方がご自身のものづくりをされていくユーザーさんが多いです。レーザー加工機の利用がほとんどで、自作のパソコンの枠を制作された方、CADソフトで設計したパーツをレーザー加工機でカットされた方、カメラの三脚を制作された方などがいらっしゃいました。刺繍ミシンの利用者も数名いらっしゃいますが、3Dプリンターの動きは少ないのが現状です。
もっと多くの方に知ってもらうために
デジタルものづくりの楽しさをより多くの方に知っていただくために、地域の公民館のイベントに参加することになりました。今月末、レーザー加工機を持参して、切り絵やコースターなど、短時間で多くの方にお渡しできるものを披露しながら制作する予定です。また、既に切り出し、キットにした輪ゴムレーザーガンも持参して、ものづくりの楽しさ、おもしろさをお伝え出来たらと思っております。
新たな出会いと創造を広げるために、施設を飛び出して活動していきたいと思います!