【from Saga】ボランティアスタッフ紹介

こんにちは。FabLab Sagaの陣内です。今回のレポートは、FabLab Sagaのボランティアスタッフ 山城さんと、そのプロジェクトの紹介です。

山城さんは機械科の学生さんで、FabLab Sagaに頻繁に通ってくれていたので、「ボランティアスタッフやる?」と聞いたら、「やる!」ということで、機材を自由に使っていい代わりに、マスター不在時の店番やレーザー講習、イベント出展の手伝いをやってもらっています。得意のFusion360でのメカや構造設計で、受託開発のプロジェクトにも参加してもらっています。

以下、山城さんの記事です。

 

 


レーザーカッターでスマホケースを作ったきっかけ

まず、私はスマホを持っていません。こんな私がスマホケースを作り始めたきっかけを説明します。ボランティアスタッフとして自由に機械を使わせてもらう中で、レーザーカッターの魅力に取り憑かれました。個人的なものを多く作っていくうちに、人に使ってもらえるようなものを作りたくなりました。そんな中、恋人が今持っているケースが使いづらくケースを付けずに持ち歩いていることを知りました。ならばと、ぜひ作らせてほしいと申し出て、製作を開始しました。

レーザーカッターでスマホケースを作るには?

本来2次元的な加工を得意とするレーザーカッターでケースの形を作るために溝をつけたMDFパーツを編むように組み合わせることにしました。写真左側は編んだ時にできる穴に小さなMDFをはめ込んでいます。少しヤスリをかけてその上にシーリング材を塗っています。写真右側は少し改良したもので角のパーツが追加されています。カットした面がそのままにしてあるので黒いです。

いざ、装着

実際にスマートフォンに装着してみると、明らかにスマートフォンのサイズが資料としていた公式ホームページの情報より大きく装着できませんでした。

改良に次ぐ改良の日々

実測値にサイズを合わせると共に多くの改良を行う中で、ファブマスターのご厚意によりアクリル板を提供していただき、その材料でも製作しました。また実験の一つとして大学の友人が使用していたiPhone6s向けのケースも作成し、3人に三週間の使用してもらいました。その結果MDFケースは汗などで膨らんでしまうことがわかりました。

写真左:試作品達  写真右:光が当たって綺麗に光るアクリルのケース

写真下:iPhone6s向けのケース装着写真

結果

実験の結果と使用者の希望によりアクリルで製作したケースをプレゼントしました。最終的に約3週間後落下によりケースは写真のようになりましたが、スマホは無傷だったそうです。性能が足りていないと思われるかもしれませんが、私はこの結果に歓喜しました。それはその前の出来事が原因です。製作期間中に偶然、市販のケースに入ったスマホを道で拾いました。手帳型のケースでしたが、画面は粉々になっていました。現代の生活必需品であるスマホを守るケースを作るということの責任を感じました。ですから、せめてケースは壊れてもスマホは壊れないものを目指していました。

スマホケース製作のこれから

試作期間中に’つくると3’(2017/6/10~11)にFabLab Sagaとして参加させていただき、スマホケースの試作品にも多くの方に興味を持って頂きました。またMFDと漆の相性がいいとの助言もあり漆塗りのケースのも製作もしたいと思っています。しかしまずは強度を向上させ、スマホだけでなくケース自身も守れるようにしたいと思います。そして最終的にワークショップのネタとして使えるレベルまで性能の向上させられれば本望です。