2月27日(土)、28日(日)に横浜大さん橋にて「よこはま大さん橋フェスタ」が開催されました。大さん橋フェスタとは、今年で3回目となる横浜の市民文化祭です。市民参加のマルシェやワークショップ、ステージでのライブなど、さまざまな催しが行われました。会場は海外・国内の大型客船が入出港するターミナルで景色が素晴らしかったです。当日は天候に恵まれ、親子連れなど大勢の方々に参加して頂きました。
大さん橋の屋上展望デッキから
大さん橋の内部(通称くじらのおなか)の展示会場
ファブラボ関内は、過去2回の大さん橋フェスタにも出展していますが。今回は主催者から協力依頼があり、通常よりも大きなエリアを「横浜FabLand」として提供されました。せっかく大きなエリアがあるので、ファブラボ関内だけで使うのはもったいないと思い、交流のあるファブ関連の団体にも声を掛けて、ものつくりを体験ができる共同のコーナーとしました。以下、簡単に展示内容を紹介します。
レーザー加工機の実演
株式会社ヨコハマシステムズのご協力により、レーザー加工機「ユニバーサル VLS-3.50」を用意して、座椅子の表面に加工するなどのデモを行いました。また、株式会社オーエムと株式会社いまだのご協力により、木材とアクリルミラーの端材を用意して、卓上ミラーを制作するデモを行いました。短い時間で加工できることもあり、熱心に質問していく方もいました。
3Dペン体験ワークショップ
ナカバヤシ株式会社のご協力により、3Dペン「3Doodler」を4台用意し、空中に造形するワークショップを行いました。子供たちに大人気で、担当者は休憩する時間もないほど盛況でした。
立体塗絵ワークショップ
おおたFabのご協力により、3Dプリンタで招き猫を出力して、絵付けをするワークショップを行いました。小さなお子さんに大人気でした。
アクセサリー作りのワークショップ
FabLab平塚βのご協力により、レーザー加工機で切断したアクリル板の上にレジンを載せたアクセサリーを作成するワークショップを行いました。
3Dスキャナー体験
SYQ Laboratoryのご協力により、3Dスキャナー「Sense3D」を使用して、自分の顔や好きなものをスキャンする体験会を行いました。
VRゴーグル体験
日本Androidの会のご協力により、 100円ショップの部品で作ったVRゴーグル「FakeRift」などの体験会を行いました。
Pepper 体験
Pepper User Groupのご協力により、Pepper を3体用意し、子供から大人まで楽しむことが出来るゲーム「ぺぱだりんぐ」など体験会を行いました。開場と同時に人が集まるほどの大人気でした。
来場者の大部分は「ファブって何?」という方々でしたが、そんな人たちにも楽しんでいただけるイベントになりました。このようなイベントをきっかけとして、ものをつくるという行為が生活の中に溶け込んでいく機会が増えていくと楽しいですね。また、機材や材料の提供などの他にも、前日の準備やイベント後の片付けなど、多くの方のご協力があって成立したイベントでした。これを機会に新しい繋がりをつくることができたのではないかと思います。ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。