Fab Trip 2011 @NY のレポート3(2/21)です。
Alyceに紹介してもらったSouth Bronx FabLabは、
○貧困や教育体系の未発達による人材育成の問題
○地域に仕事がないこと
○土地が余っていること
など多々ある地域の問題を解決するために2001年から活動しているNGOの団体でです。
事務所の様子(この日はアメリカの祝日だったのであまり人はいない)
South Bronxで活動していたメンバーがNeilとコネクションがあり、
教育や地域への貢献などの点で共通する部分があり、FabLabの活動に参加したそうです。
具体的にはランドスケープやグリーン系の活動が多く、
地域の人、デザイナーと協同してBronx地区のマスタープランを作成したり、
そのマスタープランに基づき、実際に自分たちで植樹や街路の整備をしたりしています。
さらにSouth Bronxでは、そういった社会的な活動とともに、
インターン(学生)向けの、パソコンスキルや電子工作、工作機械の使い方など
いくつかのレクチャーがあるそうです。
そのスキルをもとに、プログラミングやレーザーカッターなどを用いて
ペットボトルを使った緑化壁を作ったりしています。
ここでは専任のスタッフが10人程度いて、かなり大きなNGOでしたが、
それだけの組織を運営して行くためのファンドレイジングが大変だとも言っていました。
その地域特有の問題や特性にあわせた活動をする、
まちづくりや地域のコミュニティスペースとしての役割としてのFabLabの可能性
を感じることのできる非常に興味深い事例でした。
Update! : Fab Trip 2011 @NY "South Bronx" http://bit.ly/gFpwlW #fablab
RT @FabLabJapan: Fab Trip 2011 @NY "South Bronx" #fablab http://bit.ly/gFpwlW