Fab Trip 2011 @Boston “AS220&SETC”

Fab Trip 2011 @Boston のレポート1(2/17)です。

— 2/17(Thu)—

まずはじめに、ボストンから電車で1時間ほどのところにある、
ロードアイランド州のプロビデンスの“AS220”に行ってきました。
AS220: http://www.as220.org/front/

ProvidenceからAS220へ向かう途中

壁面にドーンと標識

最初どこだかわからず迷ってしまったのですが、
AS220はギャラリー、工房、アートインレジデンス、フードショップで構成されており、
とても充実していました。
BankArtのそれぞれの機能が徒歩圏内に点在しているかんじでしょうか。
もともと、80年代頃からいろいろな制作やハックなどをしていたらしく、
時が経つに連れてギャラリーなどの物理的な施設や、
作り方を教えるワークショップなどの技術的な機能が増えていったそうです。
FabLabもいろいろ増えていった中のひとつで、
FabLabを作ると言うよりも、FabLabにもなったようでした。
BankArtのように様々な人が活動していて、毎日いろいろなワークショップが開催されています。
案内してくれたShawnさんもその中の一人で、
世界中のFabLabをネット中継で繋いで毎週行われるFab Academyの先生もしているそうです。
ワークショップの収入や市からの援助で主に活動をしているそうです。

正面にいるのが案内してくれたShawnさん

“AS”とは“Altanative Space”という意味らしく、
FabLab標準キットのレーザーカッターから、CNC、ペーパーカッター、
電子工作環境、自作CNCまであり、まさに何でも作れる環境がありました。
(220は番地らしい)
4畳程度の小さな部屋に、PC、レーザー、CNCが揃っていて、
素晴らしい制作環境がありました。

自作CNC

右からPC, CNC, 正面にレーザーカッター

レジデンス

写真工房

AS220とは別ですが、Shawnさんの紹介で、
隣接しているPrint Shopと、歩いて5分のところにあるBig Nazo Labに行きました。
Print Shopは活版印刷や銅版画などをしており、
僕自身初めて実物を見たので、その独特の風合いに魅了されてしまいました。

Print Shopその1

Print Shopその2

Nazo Labは着ぐるみなどを作っている工房で、ちょっと異様な空間でした。
(Nazoはイタリア語で鼻の意味らしいです。)

NAZO Lab

ボストンから電車で1時間程度のちょっとした郊外な感じは、
日本で言うと東京と湘南くらいでしょうか。
いくつかの工房があり広いスペースと充実した施設がある。
また、小さな街の中で制作している人が知り合っているという環境は
とても魅力的でした。いや、ほんと素晴らしかったです。

AS200のFoodにてLunch

 

 

プロビデンスから帰ってきて、17時過ぎに
“South End technology Center ” (以下,SETC)を訪問しました。

SETC: http://www.tech-center-enlightentcity.tv/

こちらは,僕らが泊まっていたホテルから徒歩5分のところにあるFabLabで、
世界のFabLabの中でもかなり古い方みたいです。

South End Technology Center 入り口

入って最初に目についたのが、このポスターです。

入ってすぐのポスター

これの通り、黒人街にあるFabLabで利用者のほとんどが黒人でした。
SETC自体は、97年にオープンしましたが、
最初はPCルームのみで、パソコンに触るための施設とコミュニティスペースだったそうです。
2003年にさらに2部屋増え、PC&コミュニティスペースと制作スペースができ、
FabLabになったそうです。< br />もちろん、FabLab標準キットのレーザーカッターやCNCなど一通り揃っていました。
ここには映像、音楽系も力を入れていて、
収録スタジオなどもあり、この日も中学生くらいの女の子が何か作っていました。
SETCは毎週木曜日が一般開放している日で、
ちょうど、僕らが訪問した日も木曜日で小学生から高校生まで多くの子がいろいろ作ってました。
STBCは教育・コミュニティスペースとしての色が強く、
去年の夏にはワークショップをずっと開催していたそうです。

PCルーム


高校生くらいの子たちがレーザーで看板を製作中

収録スタジオ

3Dモデリングとモデラで何かを製作中でした

“Learn 2 Teach, Teach 2 Learn”と上に書いてある。

コミュニティ単位でそれぞれワークショップを行っているようで、
それぞれのコミュニティにそれぞれの色が付けられています。
手で何かを作ってみるものからレーザーを使ってみるものまで
それぞれいろいろなワークショップを開催していたそうです。
“Learn 2 Teach, Teach 2 Learn”と書いてあるのですが、
“学んで教える,教えて学ぶ”という習慣らしく、
例えば高校生が何かの作り方を学び、ワークショップで小中学生に教えていく。
ということが実際に行われているらしいです。
先輩が後輩に教え、後輩がまたその後輩に教え、その後輩がまたその…。といったかんじです。
SETCでは,FabLabで行われているたくさんのアクティビティにの中から教育に着目して
助成金などを得ているみたいです。

 

AS200はアートギルド活動という感じでしたが、
STBCは、教育に力を入れており、それぞれの地域の特色を
出しながら活動や運営を行っていました。
さて、「日本はどうするのか?」と早速考えさせられる、非常におもしろい事例でした。

2件のコメント
  1. コンピュータ室+工房が合体したら、こうなる@FabLabJapan http://bit.ly/e7lMyi CNC機器はキーポイント!!

  2. 渡辺ゆうか より:

    RT @FabLabJapan: Fab Trip 2011 @Boston “AS220&SETC” #fablab http://bit.ly/e7lMyi