Category: posts-from-rerated-sitesの記事一覧(50件)

5月7日―家具作成(cont.)

      インパクト・ドライバーが到着したので家具製作がはかどりました。電動ドリルと違って、コンクリートにも穴があけられるその圧倒的なパワー。 FabLabは工作/工芸、図工/家庭科、どちらもカバーします。     ところで本日午前中は、UstreamでMITと繋がり、ファブラボ鎌倉が中継されました。こちら。(tanaka)

5月5日―Fab Source 開発合宿 + 家具作成

FabSourceチームが黙々と開発をしています。その傍ら、外で家具をつくっていました。(tanaka) 蔵を移築した際に出た古材にFPGAカフェのすすたわりさんにお願いしてカットしてもらった文字を貼付ける。文字と断面の焦げ目とのコントラストや味のある下地が調度良いバランスになっています。いろいろな方の手を介して作成したFabLabKamakura看板の出来に思わずニヤけてます。(youka)  

5月4日―GW期間限定 : Fab Workshop 最終日

いよいよ最終日。来場する方のリクエストで多かったのが、オリジナルカード。母の日や子供の日、結婚シーズンなので、いろいろと需要がありました。FabLabの活動を端的に理解してもらうには、オリジナルカードを作成してもらうと深く納得してもらえます。通常だったら、カードを買うという方法を選択してしまう方が多いかと思います。「買う」という選択肢の他に「つくる」という選択肢の幅を広げていきたいという想いがFabLabにはあります。手作りしたいけどノウハウが分からないし、そんな時間もない、でも何か特別なものを大切な人に届けたい。そうした時に、パーソナルファブリケーションの力をぜひ発揮していただきたいです。 そして、子供たちのものごとの吸収の早さは大人顔負け。生まれた時から、携帯電話、インターネット、スマートフォンなどが当たり前のようにある世代の「ものづくり」感覚は、計り知れません。おもちゃは買い与えるモノでなく、子供たちが自分たちでつくる。こうした環境を整えていくことも、これからの大人が子供たちにできる大切な教育なのかもしれません。遊びから学ぶことは宝物ですから。FabLabの活動も試行錯誤を繰り返し実践を通じて少しずつ前に進めていくしかないと思っています。GW期間中に少しでも多くの方々に「自分たちでつくれる」という発見をして頂けたら成功です。   結の蔵のオーナーである、田中芳郎さんが遊びにいらして下さいました。(結の蔵オーナーからのメッセージ) 秋田で出会った酒蔵を鎌倉に移築された方です。この蔵がほどよく街に開かれ、未来をつくるような活動をしている方々に使ってもらいたいということでした。まさに、ご縁というのがあるのだなとしみじみ実感します。文化財級の建物なのですが、蔵内部に入ると立体プリンタやレーザーカッターなどのハイテク機材が並んでいる状況を期待感をもって見守って頂いております。田中先生のような「つくりかたの未来」を開拓していく方と、オーナーの田中さんが蔵を通じて伝えたいことが、温故知新のようなカタチで上手く結びついています。 遠方からいらした方や、ふらっと来場された方々、インターンの学生やメンバーに支えられて、とても良いカタチで今回のワークショップが終了できたことをとても嬉しく思います。本当にありがとうございました。ここで学んだことを次に活かしていきますね。 (youka)

5月3日―たわみモジュール

これまた升森君のペーパーカッター習作なのですが、実はこれ、数理的(幾何学的)にはありえない立体です。面が少しずつたわむことで力を分散しあい、構造として成り立っているのです。多面体っぽく見えますが、実は材の力を借りています。こうした材料特性(曲がるとかたわむとか)を見越して制作するというのは古来からの知恵のひとつでした。 さてしかし、こうした技法をスケールアップしてたとえば建築や構造物に応用するとなると、やはり事前にきちんと計算してシミュレーションする必要が出てきます。そこでいま、SFC田中研のほうでは、たわみを包含する3Dモデリングソフトの開発を進めているのでした。暗黙知や経験知を、できる範囲から記述して計算できることで可能性を拡大できたらと思います(tanaka)。   川口市立映像・情報メディアセンター メディアセブンの氏原茂将さんと、VISCUIT(ビスケット)でワークショップデザイナーとして活躍する山口尚子さんが遊びにいらして下さいました。ワークショップのプロの目から見えてくるFabLabの可能性やこれから恊働してできることなどをお話することができました。川口なら川口の風土をいかした「ものづくり」にアプローチできるようなシステムや、FabLabだからこそできることなどを提案し合い、大きな夢を共有できるとても刺激的な打合せになりました。夢を実現化するために、これからお互いに長期的な視点で何を準備しなければならないのかが見えたのは大きな収穫でした。こうしたジャンルを超えたクリエイティブな恊働ネットワークの広がりこそ大切な資源になってゆくのだと思います。 (youka)

5月2日―ペーパーカッターでカットするものはペーパーだけではない

        葉っぱにFabLabJapanのロゴが入りました。新田中研メンバーの升森君の習作です。 (tanaka)

5月1日―蔵開き、GW期間限定 : Fab Workshop

普段閉めている正面の扉を全開にすると、街と蔵との関係性がガラリと変わります。道路からセットバックしているスペースが蔵と街をつなげる縁側のような空間になるのです。ちょっとした高低差によって空間が仕切られながらも、お互いの活動を感じ取る事ができます。来場者の方とお話していると、何やら中に人がいるから入ってきたとか、ずっと閉じていた扉が開いていたので入ってきた地元の方など来場の理由はさまざまです。インターンの学生も、各メンバーの説明を聞きながら自分なりに工夫して来場者に一生懸命説明している姿が、だんだんと板についてきています。「うまく説明できなかったなぁ」というのを繰り返して、少しずつコツを掴んでいるみたいです。こればっかりは、実践していくしかないですからね。   そして、ここ鎌倉は手作りや手の感覚を大切にする「ものづくり」のエリアだけに、3次元プリンタやカッティングマシンなどのデジタルファブリケーションがどのような受け止め方をされるのか、実は少し不安でした。FabLabは、「つくる」人を増やしていくということに特化している活動なので、もちろん手の感覚も大切にしていきたいと考えています。そうしなければ、活動自体が表層的なものになってしまい本当の意味で厚みを得ることができないとも感じています。テクニックというのは身体知であり、テクノロジーというのは身体の外にある技術だと、先日田中先生がお話されていたので「まさにそうです!なるほど!」となっていました。この二つの技術の融合を上手く納得してもらう好例として、蔵には田中先生が作成された椅子が置いてあります。この椅子は組み木の構造で出来ており釘を一切使用していません。そして、この120年前の酒蔵は組み木の宝庫でもあります。こうした温故知新の「ものづくり」が新しい可能性を秘めていると説明すると老若男女問わず、みなさん共感してくれます。   開け放たれた蔵が人と人を結ぶ街の縁側になっているように、FabLabKamakuraも先達の知恵と現在の技術を結ぶ縁側のような場所になれたら最高ですね。   (youka)

4月30日―オープン前ですが、GW期間限定 : Fab Workshop

全国でも有数の観光名所である鎌倉は、GW期間中たくさんの来場者があるといろいろな人から言われていました。普段から間違えて蔵に迷い込んでくる人がいるので、一体どういうことになるのだろう? むしろ、もっとたくさんの人が迷い込んでくるのならば、「何かできないか?」という安易で突発的な案が浮上しました。何でもやってみないとわからないので、トライアルということでGW期間限定で簡易的なワークショップをすることに。あくまでも、鎌倉の状況を反映した実験的な試みなので、公式のオープニングとは別の取組みです。これまでFabLabJapanが参加しているMake やTokyo Designer’s Week などとは違い、来る方々は全く別の目的で鎌倉を散策しています。「FabLab」や「つくりかたの未来」について理解してもらうには、なかなか難しいセッティングです。だからこそあえてやってみようという試みでもあります。私も含めインターンの学生も来場者に説明を何度も繰り返す中で、実社会でFabLabを開くということはどういう意味を持っているかを、たくさんの対話の中で考えてみるいい機会だと思っています。「パーソナルファブリケーション」や「3Dプリンタ」という共通言語を持たない方々に対して、特別な言葉を使わなくてもきちんと伝えるためのいいトレーニングなのかもしれません。(youka)   日程は、こちら(日時の変更がありますのでご注意を)

4月28日―10+1 特集:FabLab 掲載のお知らせ

4月中旬にここ鎌倉で収録が行なわれたことをお知らせしていましたが、本日「10+1 website」5月号にてFabLabについての特集がリリースされました。内容は、〈(ほぼ)なんでもつくる〉技術であり、方法であり、場所であり、これからの社会についてです。田中先生、久保田先生が10年来の取り組みについても順を追って知ることができ、より深い部分での理解が得られると思います。ご一読いただければ幸いです。 〈ものづくり2.0〉前史 ──有限設計ワークショップからFabLab Japanまでの15年   ソーシャル・ファブリケーションに向かって ──テン年代のクリエイティヴィティ  

4月27日―Fab Goods @ Kamakura

  FabLabJapanメンバーの山本さんが、蔵をモチーフにFabLab鎌倉の素敵なロゴを作成してくれました!このロゴを見た瞬間、「これは、立体カードにできる!」とインスピレーションの赴くままに、思考錯誤しながらカードを作成してみました。自分で言うのも何ですが、なかなかいい感じかと。2次元の情報を物質化するだけで、本当にワクワクします。FAB =「つくる」ことがリレーすることにより、デザインで対話をしているような心持ちになるから不思議です。「つくる」ことで得られる言語とは違ったコミュニケーションの可能性は、これからもっと身近になり広がっていくのだと思います。そして、Fab Goodsもいろいろな人を介して増えていくと楽しいですね。もちろん、蔵カードのデータはオープンソースにしますよぅ。   「つくる」ことでつながっていくのであれば、「Do It With Others」ではなく「Do It Ourselves」なのではないか?   FabLabJapanでWEBを担当されている巾嶋さんの指摘に、あらためて納得するのでした。 これからは、まさにDo It Ourselvesですね。   (youka)  

4月26日―デジタルミシン

デジタルミシンが届いたため、さっそく動かしてみました。直線縫いも、かがり縫いも、ボタンホールも、刺繍もこれ1台でできてしまうのですごく便利です。頼りきってしまいそうです。もともとミシンにデータとして入っている刺繍の種類も豊富で、なにかと遊べそうです。布の上で犬の散歩の絵とか刺繍できそうです。     今日は作ってきたエプロンの試作に 「FABLAB KAMAKURA 」 の刺繍をしてみました。何針縫ったかも表示されていたのには驚きました。ちなみにFABLABは1800針くらいでした。   コンピューターミシンが縫っている間は待つことしかできないので、自分の動体視力と集中力のテストとして一度くらい自力で何針縫われたかを数えてみたいと思います。 本当はちゃんとしたロゴを使ってやってみたかったのですが…データをミシンにいれる手段がなかったため、ゴシック体を使わせていただきました。 まだミシンとお友達になれていないため文字の調節など思い通りにいきませんでしたが、もっと触れ合って楽しく刺繍していけたらと思います。文字の刺繍が終わり、まだ少し物足りなさを感じたのでFABLABのロゴをデジタルミシンの中でも直線縫いなどのアナログチックな方法を使って刺繍している途中で今日の作業は終わりました。次回、続きをやろうと思います。   刺繍をする際に邪魔になりそうだったので首周りのひもをとってしまったため田中先生にエプロンを手でもっていただき、写真を撮らせていただきました。こうみると文字が小さいですね。。。田中先生の Fab Turtle と同じ発想ですが、今のミシンだと刺繍できる大きさに限界があるのでどんな大きさの刺繍もできるマシンがあってもいいのかなーと思いました。あと、小学生的な発想ですが…縫った針数が増えるごとに新たな刺繍データを使えるようになる、みたいなマシンあってもいいのかな?(需要はなさそうですが…)と思いました。   ex) 10000針縫ったー○○(ミシンの名前)は星型模様が自動で縫えるようになった! 蔵での作業はなんだか感覚が洗練される感じがしました。   (ken)  

Archives