【from Dazaifu】ファブラボ太宰府のいま

はじめまして、ファブラボ太宰府の松永です。ホームセンターグッデイに3年半勤めファブラボ太宰府に異動しスタッフとなり約1年半ほど経ちました。

現在ファブラボ太宰府は私と元ユーザーのパートさん(主婦)2名、学生1名で運営しています。そんなファブラボ太宰府ですがオープンより間もなく5年を迎えようとしています。5年も経つと様々な変化が起こりますが、現状の再確認も兼ねてこの記事を書いていきます。

ファブラボ太宰府の会員数は現在300名弱でオープンから平均すると月に4~5名の方がファブラボ太宰府に入会している計算になります。(どれくらいの方がアクティブかというと月ごとに変わりますが2~5%で上下しているという感じで、アクティブな会員さんは最高齢で75歳の女性の方です。)

ファブラボ太宰府では施設(機材・作業用PCなど)を利用するにあたり入会手続きが必要です。それから入会者へ使いたい機材ごとに講習会を行っています。入会する前にどんなことが出来るのか知りたい・体験したいという方も多いので、そういった方へは入会不要の機材体験会や月に2回程度行っているワークショップを案内しています。

運営しながら課題は様々あると感じていますが、これからもファブラボ太宰府が幅広い世代のデジタルファブリケーションを含めたものづくりを始めたい方への入り口となるように、会員やワークショップ参加者とのコミュニケーションを大事にしながら、浅く広くたまに深くワークショップやイベント等をスタッフ皆で協力して企画・実行していこうと思っています。

①ワークショップレポート

ゆるファブ

ファブラボ平塚の取り組みにインスパイアされ昨年より始めた「ゆるファブ」というシリーズのワークショップです。月に2回、時間帯は10時~13時、参加人数は5名程度でスタンプなど各種テーマを設定し、それを自分で作れるようになるためのデータ作りを学んでから機材での加工を体験する内容です。

10時から1時間はデータの作り方を学び、残りの2時間で参加者は思い思い好きなものを作ることに挑戦できる時間にしています。この時間は参加者同士で教え合ったりすることを促してスタッフ含めた参加者同士でコミュニケーションを取りやすくしています。

繰り返し同じ内容をリピート開催することで内容のブラッシュアップもできてスタッフのレベルアップにも繋がり、また準備の負担も減り、更には参加者からの口コミで参加する方も多いという流れが生まれている状態です。

良いことも多いのですが、問題として突然のキャンセルが多いことがあります。対策としてリマインドを行っていますが、参加される方は子育て世代の方も多く致し方ないとも思っています。

②利用者レポート

趣味でおもちゃの修理をされている70代のユーザーさん

週1~2回太宰府に通って、ブックチェアや修理に使うアイテムを制作。最近TINKER CADと3Dプリンタ-にも挑戦され始めました。

長崎県の学生さん

6/7(金)就活で使うポートフォリオカバーをレーザーで制作中。太宰府のユーザーさんの中でもカーフを使ったものを作っています。

刃物の研ぎをされているユーザーさん

5月中旬:包丁の柄を自作してみたいとのことで試作。

・太宰府オープン当初のユーザーさん3年ぶりに利用

ミリングマシンで加工のテスト。

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