【from Fujisawa】Local Creators Talk

 

こんにちは、FabLab Fujisawa / FabLab Shibuyaの井上です。

昨年5月にスタートしたFabLab Fujisawaも、無事に年を越す事ができました。毎週水曜日をオープンラボとして解放し、各機材の講習会やイベントを通じて様々なバックグラウンドをもった方々がものづくりに勤しんでいます。今回は昨年11月にスタートした「Local Creators Talk」というイベントについて紹介したいと思います。
LCTLocal Creators Talkは、FabLab Fujisawaのユーザーさんを中心に、湘南・藤沢エリアを拠点に活動されているクリエイターによるトークセッションです。互いの知識を共有し、素朴な疑問をぶつけ合う”Meet Up”を通じて、ユーザーさんの活動をもっと多くの人に知ってもらいたい、という思いから企画しました。
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また、オープンラボに参加されるユーザーさんの数は少しずつ増えてきていますが、古参のコミュニティで閉じてしまうと後から参加しにくい空気が生まれてしまわないかという懸念もありました。「オープンである」ことと「オープンに見える」ことは似て非なるもので、場を運営する立場としては常に後者となるよう意識しています。

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Local Creators Talkはこれまでに2回開催され、それぞれのレポートがFabLab FujisawaのWebサイトに上がっています。各イベントの詳細についてはそちらをご覧ください。

複合商業施設内のファブラボという、不特定多数の人が出入りする環境を活かした取り組みとして、Local Creators Talkは今後もテーマを変えながら継続していく予定です。また、今年は他のFabLabと繋げて相互のユーザーさんをつなげる場に発展できればと考えています。

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また、近況だと年末にユーザーさんから嬉しいプレゼントを頂きました。
Iidaworksさんはご自宅で旋盤やフライス盤などを使われているハードコアなユーザーさんですが、FabLab FujisawaのCNC切削機(ShopBot Buddy)に取り付けている集塵機用のダストボックスとサイレンサーを持ち込まれました。
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商業施設内ということもあり、稼働音の大きいレーザーカッターやCNC加工機は防音処理のされたガラス室内に設置されています。特にCNC切削機用の集塵機の音は密閉空間では凄まじく、付属のダストバッグは暴れるように膨らみ、狭い空間の中で掃除をするのも一苦労でした。

そんな状況をボヤいていたある日、Iidaworksさんが「なんなら作ってみましょうか?」と実に軽い感じで立ち上がってくれました。トール菅を改造する形で作られたダストボックスはほぼ廃材でできています。容積こそ減りましたが、女性スタッフもいる同所では彼女達でもこまめに捨てられる方が運営上はありがたいところだったりします。ゴミ袋を直接ダストボックスに挟み込めるので、粉塵の移し替えも無くなりました。そして、それまでの耳をつんざくような轟音も大分やわらぎました。

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経験しないとわかりにくいですが、密閉空間で耳をつんざくような轟音にさらされると、なんとも言えない不安を感じます。音が和らいだことで初めてその不安に気づかされたというくらい、繊細でモヤモヤとした不安感ですが、そういったストレスが解消されるのは、目に見える機能性と同じくらい重要な要素なのかもしれません。ユーザーさんの活動から制作環境が向上する、なんともFabLabらしい状況が生まれて嬉しい限りです。

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