こんにちは。FabLab Sagaの陣内です。
今回のレポートは、FabLab Sagaの一番のヘビーユーザーである、大川市の石橋さんと、そのプロジェクトのご紹介を、ご本人に寄稿していただきました。
—–ココカラ—–
創りたいから作る
私がモノづくりで大事にしているのは、“思い付き”。ひらめきのほうが、言葉では魅力的だとは思いますが。知識を蓄え洗練された人が作るモノづくりと、“思い付き”で作るモノづくり。考え込む前に作り始めるのが、私の楽しみ方。考えすぎて動けなくなるより、少しずつ形にしていきたいからです。
FAB LABは“モノ”と“創造”が生まれる
今はレーザー加工機を使ってモノづくりにのめり込んでいます。FABLAB SAGAさんに通うようになって1年半足らず、レーザー加工機を知ってからアイデアを形にしていく楽しみが増えました。自分なりのレーザー加工機の楽しみ方は、デザインを考えて“モノ”を作り上げること。加工機の機能を考えてデザインを考えることが難しさのひとつですが、それが楽しみにもなっています。仏像をレーザー彫刻できないかと言われては作り、干支を作ってと言われては作り、友達の会話に出た映画の中の建物をつくってもみました。おかげで随分上達したようです。
家具の金具作りから
4年ほど前にROLANDの小型CNCマシンを手に入れてからが“モノ”づくりのはじまりでした。お客様が家具製造業に携わる人が多い関係で、オリジナルの家具用金具を作りたいと思ったのがはじまりでした。最初は木製の加工でしたが、同じものを複製するには樹脂製がいいようなのでレジンキャストを調べ、複製に詳しい窯元さんの工房に行ったり、金型代わりに使うためにシリコンゴムを調べ、それを見た人から縁起物を作ってみたらと言われて招き猫を作ったりして。作った招き猫を飾るための飾台を作るためにレーザー加工機に興味を持って、出来上がったのはドールハウスでした。
着地点は、意欲が無くなったとき
ここまで書いてきたように、私の“モノ”づくりは、流れの勢いに乗っていろんな“モノ”づくりに経由しながら製品が出来ています。目的・計画をもって進むのが良いプロジェクトだと思いますが、プロジェクトを立てられない人が“モノ”づくりが出来ない訳でもないし、切ったり削ったり組み立てたりを繰り返せば、何か“モノ”ができます。
幸い、FABLAB SAGAに来られる方はいろんな技術技能に優れた方が多いので、アドバイスを受けながら活動していきたいと考えています。
—–ココマデ—–
石橋さんの作品をもっとご覧になりたい方は
石橋さんは、これらの作品を以下のWEBサイトで公開されています。
http://yokaken.com/manekineko/
柔軟な発想で次々といろいろな作品を作成される石橋さんには、陣内もいつも感心させられています。
12/12(土)、13(日)には佐賀市アバンセで開催される熱中人文化祭に、FabLab Sagaとともに出展されます。お近くの方は是非お越しください。
イベントページはこちら。