こんにちは、ファブラボ太宰府の中澤です。肌寒い日が増えてきましたね、すっかり秋っぽくなってきました。夏休みはファブラボ世界会議でボストンへ1週間行っている一方、ラボではキッズ向けのロボット教室、流しそうめん(もちろん手作り流しそうめんコースつき)やらロボコンといったイベントが盛りだくさんであっという間に夏が終わってしまったような気持ちになっています。(夏休みのようすはこちら→ http://fablabdazaifu.com/archives/1225)
イベントが落ち着いたのもつかのま、うちでは現在、今月の19,20日に控えたYamaguchi Mini Maker Faireの準備でバタバタとしております。今回はMakerFaireTokyo2014の際に販売した「電子手芸キット」の最新版を展示・販売とワークショップを予定しています。今回の記事では制作中の新作について簡単に紹介をしたいと思います。
「MakerFaireTokyo2014:ツリー型の基板と3Dプリンタでカバーを自作したLED」
そもそも電子手芸とは?
電子工作電気を通すインクや糸をつかってお絵かきや裁縫といった行為を通じて電子回路をつくり、電子工作を行うことを電子手芸とよんでいます。身近な素材をつかったかわいい電子手芸で、より多くの女性や子供たちに電子工作の楽しさを知ってもらうため、日々ファブラボ太宰府で進行中のプロジェクトです。
新しいキットでは、ワークショップや勉強会で使いやすいように、低価格・機能は最小限でシンプルにすることを目指しました。基板のかたちも、前回より種類を増やしています。3DプリンタでつくるLEDのカバーも新しいカタチが入りました。
「歯車型基板とドライバー型基板」
「電池モジュールのサンプル:導電糸で使いやすいように基板に糸通し用の穴がある」
「電池モジュール基板・LED・導電糸がセットになった新電子手芸キット」
これらのキットですが、基板はCNCミリングマシン、LEDカバーは3Dプリンタ、フェルトシールはレーザーカッターという具合にすべてファブラボ標準機材でつくられています。なのでファブラボやメイカースペースで自分用にカスタマイズできるように、Web上でこれらのデータをダウンロードできるようにも準備している最中です。
19,20日にYamaguchi Mini Maker Faireに来られる方がいれば、ぜひファブラボ太宰府のブースに遊びに来てください!また2日間両日15:15~15:45の回でキットをつかった電子手芸体験ワークショップも実施します。
お楽しみに~!