ファブラボ関内は、8月1日、2日に東京ビックサイトで開催された Maker Faire Tokyo 2015 に出展しました。当日は35度を超える炎天下でしたが、大勢の方に来場して頂き、ありがとうございました。夏休みということもあり、子供たちも多く、興味津々という感じで見学していました。
ファブラボ関内のブースでは、フライヤーとステッカーを用意していましたが、それぞれ200枚以上さばけました。以下、簡単に展示した作品を紹介します。
Fabbot (URL)
3Dプリンタやレーザー加工機で部品を作ったコミニュケーション・ロボットです。現在定期的に組み立てワークショップ等を開催していて、fobbot.info (http://fabbot.info/) にて情報を掲載しています。今回の展示は基本構成の Arduino に Raspberry Pi を追加した”しゃべるかんなちゃん”バージョンです。中身をばらした実体パネルによる展示と説明、教育用プログラム環境の Scratch から操作できるところから関心を集め、子供向けのワークショップに使えないかという相談もありました。
模型自動車 (URL)
レーザー加工機やミリングマシンなどで部品を作って、スマートフォンから操作します。Maker Faire に向けて、プロジェクトを作って取り組み、3作品を展示しました。子供たちが興味津々という感じで操縦していました。
環境センサー (URL)
温度、湿度、気圧などを測定して、7セグ・ディスプレイに表示しました。会場内は、28度から30度くらいでした。
柔らかい素材のフィラメント
JSR社のFABRIALと、それを使った作品を展示しました。実際に手に触って感触を確かめる人が多かったです。
Cube Speaker (URL)
MDF材、無垢材、アクリル材などで作った iPhone/iPod 用の 50mm小型スピーカースタンドです。周囲がうるさいという環境にもかかわらず、じっくり音を聴いて行く人がいました。音の違いはほとんどの方に感じてもらえたようです。購入した方には、自分の iPhone/iPod で音をよく確認してから購入してもらいました。
アクリル7セグ表示器
レーザー加工機で透明アクリルに7セグパターンを刻み込んだものです。変わった光り方をするので、何だろうという感じで見て行く人が多かったです。興味ありそうな人には1桁分のアクリル7セグを外して見せると、なるほど!と納得する人が半分くらいでした。外国の方が遠目に眺めていました。
プロジェクション・ボール
ハートマークなどを表示できる安価なレーザープロジェクタです。駆動方法や位置決めについて、具体的な質問する人がいて、Maker Faire らしく濃い交流ができました。
ファブラボ関連の展示
ファブラボ関内のブースの両隣は、ファブラボ浜松とファブラボ北加賀屋でした。ファブラボ浜松からは、アイガモロボットが展示され、造形の愛らしさもあり、注目を集めていました。
ファブラボ北加賀屋からは、Fab Vehicleと羽ばたき飛行機が展示されました。Fab Vehicleは、3Dプリンタで製作したパーツ類や、開催予定のワークショップに関する質問があったようです。羽ばたき飛行機は、会場内を飛び回り注目を浴びていました。展示された機体のうちタケソプターは Fabbleでレシピ公開しています。製作チャレンジしてみてはいかがですか。
Maker Faire Tokyo の主催企画「MAKERS SPACE/FIELDエリア」では、工房スペースに見立てた小屋を立ち上げ、3Dプリンタや刺しゅうミシンなどいくつかのツールが並び、実演が行われていました。この企画には、ファブラボ渋谷がサポーターとして関わっています。このエリアの企画のひとつとして、ファブラボ合同パネル展示を行いました。FabLab Japan Networkに参加する各地のファブラボから、創意工夫されたパネルが16枚ほど集まりました。中でも、ファブラボ仙台からのパネルは、実物大の手が飛び出していて異彩を放ってました。