Fab6の3日目、午前中は “FabLab Sharing System”というセッションに参加しました。各国のFabLabでは、日夜「(ほぼ)あらゆるもの」が作られているわけですが、それらの作り方の”レシピ”やツールの使い方、ノウハウなどを国境を越えてシェアするための仕組みづくりについてのディスカッションです。
現在それぞれのFabLabで行われている情報共有の仕組みについて共有しながら、それらを今後どのようにつないでいくか、技術的な課題やソーシャルエンジニアリングにおけるシェアのあり方などについて議論されました。
例えばユトレヒトのFabLab、ProtoSpaceのサイトでは、”FabMoments“というページに作例がまとめられ、作り方や図面データがダウンロードできるようになっています。このシステムは今秋には他のファブラボでも使える形で公開予定とのこと。他のFablabでもこのシステムを導入すれば、材料、手順、使用するツール、ライセンスなどを管理して、簡単にデータを共有する事ができるようになるそうです。
今回は限られた時間ということもあり、世界のFabLabで何がおこっているかを手軽に共有する手段としてまずはPicasaやFlickrで写真を一カ所に集めよう(Fab Fotos)、というところまででしたが、世界のFabLabネットワークをつなぐためのプラットフォーム作りについて今後もオンラインで議論を続けていくことになりました。
FabLabJapanとしてもこのネットワークに積極的にコミットできるよう、このウェブサイトを充実させていきたいと思います。
Update! : FAB6 Day3: FabLab Sharing System http://bit.ly/caocES #fablab
RT @FabLabJapan: FAB6 Day3: FabLab Sharing System #fablab http://bit.ly/caocES